「馬そりで行く硫黄山ヒストリーツアー」 誕生秘話!
川湯温泉の木々が紅に染まる平成22年9月のある日「川湯パーク牧場」の長谷川さんの自宅に「ツーリズムてしかが」の関係者の姿があった。半纏王子もそれにくっついて行ったのは言うまでもない… |
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「なぁ…池田クン、前から言ってるアレだけどよ…」 「うん…いや〜オレたちもさ、やっと長谷川さんがずぅ〜っと言ってきた事の意味やその大切さがわかってきたよ…」 「だべ?…だったら明日ちょっと行ってみるべ」 「そうだね、明日ね、よし長谷川さんわかったよ」 |
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| 「なぁ、太田クン、すたけども何回も言うけどもな、これはオレのためにやるんでないんだって、言わば川湯の財産なんだからな、わかるべ?」 「そうですよね、いま我々がやらなくちゃならない事ですよね、長谷川さんが硫黄山と共に必死の思いで生きてきた証を残していくためにも…」 「だからオータクン!オレのためでないって!!」 「…いやわかってますけど…」 「だったら明日おまえも一緒にいくべ! おい!王子おまえもだからな!わかってんだべな!?」 「わかってますよ〜だからこうやって一緒にくっついてきてんじゃないですか〜」 |
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「あんたら知らないかもしれないけどな…この硫黄山には道東の歴史が詰まっているって言ってもいいくらいなんだぞ…」 「あぁ〜弟子屈町史とかで読んだ事あるけどね〜」 「すたけどもこの硫黄山ではな…明治の10年から硫黄の採掘が始まって、その後明治20年には北海道で二番目の鉄道が敷かれたんだ」 「あ〜『安田鉄道』ってやつですよね?」 「…だ。安田財閥ってのがあるだろう?そこの善次郎さんってのが、ここで硫黄の採掘をしてたもんさ…」 「おぉ〜それはボクも知ってるよ〜」 「おれはな…昭和30年代後半にこの硫黄山でトラックに乗って硫黄を運んでたんだ」 「えー!? そんな話し初めて聞いたよー! え?池田さんも初耳??? 長谷川さんそうだったのー???」 「そうだ…すたけども当時はな…おれもマジで死ぬかと思ったぞ」 「え?なんでなんで???」 「あの山をトラックで上がってくんだぞ、そりゃ登りはいいさ、すたけどもおまえ下りはブレーキから火は吹くし、ガレ場に突っ込んでって死ぬ目にあった事が何回もあったさ。いまじゃ考えられないべ?」 「長谷川さん、だったらぜひそんな苦労話や当時の生活の様子、長谷川さんの思い出やなんかをここを訪れるお客様にぜひ聞かせてあげたいよね!?」 「王子、ばかだなおまえは!だからそのためにこうやって池田クンも太田クンも集まってんだべや! おら!明日早速現地まで行ってみるぞ」 |
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| 翌朝、「川湯パーク牧場」には昨日と同じメンツが集まり、長谷川さんの馬に乗って硫黄山の硫黄採掘現場まで行ってみる事に! 「おら!王子そんなばかでかいカメラ持って来てどーすんのよ!落としたっておら知らんからな! ほらコレにでも入れてけ」 「長谷川さん、ありがとう」 |
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「は!長谷川さ〜ん!う!ウマが勝手に走りだしたんだけド!!!!」 「王子!おまえそんな情けない声で『はぁせぇがぁわさ〜ん』なんて言ったって、おら前を歩ってるのにドモならんべや!!もっとしっかり手綱を引けって!!」 「うわ〜でも周りの景色、すっごくキレイだよ〜〜〜」 |
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| こちらが安田善次郎さんの胸像です(パークウェイ及川宏様収蔵) 及川さんのご好意で撮影をさせて頂きました。 |
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そうこうしているうちに川湯温泉の秋は深まり… |
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その後、平成22年11月8日(月)「ツーリズムてしかが」関係者や環境省の管理官さん立ち会いのもと、現地の調査が行なわれました。 それからというもの土地所有者との交渉や役場関係機関との調整・商品の構成はどうするか?ガイドは?周辺地域の連携は?「ツーリズムてしかが」関係者の皆さんは東奔西走の日々を送っていたそうな… |
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平成22年12月24日(金)いよいよ「馬そり」が完成!待ちにまった現地への搬入と試験運行が開始されようとしています。 前日の23日(木)に降ったべた雪(湿った雪)が積り、お馬さんにとっては少々辛いコンディションですが、長谷川氏の雄たけびとともに馬そりは走る!走る! |
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「ねぇ長谷川さん、今日(12月24日)は『サンタさんの衣装でお願い!』って言ってたじゃない!」 「おい王子…降りるか?」 |
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ここはコースの折り返しの広場。私達が普段見慣れている硫黄山のちょうど向かって左側の側面のあたりに位置します。一方には川湯温泉の農村地帯や摩周湖の外輪山が一望、そして反対側には硫黄山の急斜面が迫っています。 「ほらここが広場になってるべ?昔はここに『硫黄の精錬所』があったんだ…んだ…」 「へぇ〜ここに…」 「こっからトラックでな…あっこ(硫黄山の中腹あたり)まで駆け上がってたんだぞ」(現在は立ち入り禁止区域となっていますので厳守の事) |
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雪を蹴散らし力強く前進する馬そり「クラッチがないからな〜しっかりつかまってんだぞ〜〜〜」(上段2点の画像は実際の実施場所ではありません) |
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「馬そりで行く硫黄山ヒストリーツアー」 〜知られざる硫黄山鉄道探訪の旅〜 運行期間:平成24年1月15日(日)〜3月31日(土)予定 運行時間:午前9:15出発 午後13:15出発 (所要時間各2時間15分くらい:状況により異なります・予めご了承ください) 往路は馬そりにて硫黄山の旧硫黄精錬所跡地を訪ね、 帰路はスノーシューで森の中を散策するコースとなっています。 募集人員:1回12名(最少催行6名様) 料金:大人5,000円 小学生3,500円 いずれも消費税込み (料金には馬そり乗車代・消費税・保険料が含まれております)小学生未満は無料です。 |
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今回の「馬で行く硫黄山ヒストリーツアー」は単なる「馬そりのアトラクション」ではなく、この地域で暮らし硫黄山の歴史の一部を経験してきた方によるお話しを基にした「硫黄山に端を発する東北海道開拓の歴史」を感じて頂くための着地型ツアー商品です。 この地域を気に入って頂いているお客様、2回目・3回目リピーターの皆様にぴったりの商品となっていると思います。 |
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| 今回の「馬そりで行く硫黄山ヒストリーツアー」安全運行管理を担当するのは「馬そり組合」向かって左が渡部忠司さん、右が長谷川義晃さん。
「おい!王子!カッコいく撮れよ!!!」 |
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| お伺いした日:平成22年9月11日(土) 9月12日(日) 11月1日(月) 11月8日(月) 12月10日(金)ほか 動画撮影:山本和之氏・写真と文:半纏王子1号 | |